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記事一覧

川の流れのように・・・[片平川と遊歩道(川崎市麻生区栗木・片平・上麻生)]

  受け入れてせせらぎつなぎ大海へ 川崎市麻生区を縦断するように流れる片平川は、桐光学園校庭脇の同区栗木地先を水源としている。桐光学園正門付近の様子桐光学園校庭脇、水源からの水路   常念寺付近の暗渠となっている川の曲がりくねった様子 河川法の適用を受けない普通河川として北東に流れ出でて、浄土真宗・常念寺辺りから大きく屈曲し、上麻生蓮光寺線(神奈川県道・東京都道137号線)につき当たる麻生区栗木203で...

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奥の舗装道の先に・・・[修廣寺とそこへの緑道(川崎市麻生区片平)]

   合縁奇縁    その奥深さを知る 県道・都道3号線(世田道)と137号上麻生連光寺線が交わる柿生交差点を多摩方面に100m程進んだ右側の路地には、曹洞宗「修廣寺」へと続く道が気付く人々も少ないままに往来を待ち受けている。途中、川崎市の緑の保全地域「柿生緑地」を超えるためのやや急な階段があるものの、気軽な散歩道として利用できる足にも優しい舗装された細い道だ。  入口は、柿生小学校の向かいの一角にあり...

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意向はどこに・・・[仲町遺跡(川崎市麻生区片平)]

  古代からのメッセージ  答えはきっと、 川面をなでる風の中に いくつもの川の流れにより形成された河岸段丘と小高い山とが繰り返し連なる多摩丘陵の一角、川崎市麻生区片平のひときわ高い丘には、川崎市の街区公園「片平中町公園」がある。街区公園とは、その地域に住む人たちが利用することを目的に、半径250mごとに一カ所、広さ0.25haを標準として整備されている公園のこと。 かつては「児童公園」とも呼ばれていた。 ...

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幽邃・・・[むじなが池のタンク(川崎市麻生区白山)]

   目立たぬように  自然と調和しながら     静けさの中に立つ  経済成長期に郊外に建てられた新興団地の周辺には、本来の環境が保たれていることがままある。 ここ、むじなが池もその一つで、かつて、丘陵やその合間を流れる小川、水々を集める池が点在していた湿地帯の面影を残す川崎市の自然公園。「新ゆりグリーンタウン」に守られるかのように、静寂さの中に水面を漂わせている。  一帯の小川が注ぐ真福寺川も...

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それぞれに・・・[日枝社と神明社(横浜市瀬谷区本郷)]

  大同小異の「親子神社」      一筋街道がつなぐ大義 横浜市瀬谷区本郷の旧鎌倉道沿いには、二つの神社が、少し離れて斜に向き合う格好で建ち並んでいる。一つは日枝社で、伊弉諾命(いざなぎのみこと/神奈川県神社庁表記)と伊弉冊命(いざなみのみこと/同)をご祭神とし、もう一つは神明社(お伊勢宮)で、天照大神(あまてらすおおみかみ)を祭っている。日本書紀を繰れば、それぞれのご祭神は親と子にあたることがわか...

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