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幽邃・・・[むじなが池のタンク(川崎市麻生区白山)]

   目立たぬように
  自然と調和しながら
     静けさの中に立つ

 

 経済成長期に郊外に建てられた新興団地の周辺には、本来の環境が保たれていることがままある。

 ここ、むじなが池もその一つで、かつて、丘陵やその合間を流れる小川、水々を集める池が点在していた湿地帯の面影を残す川崎市の自然公園。「新ゆりグリーンタウン」に守られるかのように、静寂さの中に水面を漂わせている。

むじなが池1

むじなが池1 むじなが池2



 一帯の小川が注ぐ真福寺川も、宅地開発がなされたこの地をすり抜けるかのように、今も、連綿と流れている。

真福寺川1

真福寺川2 真福寺川2



 真福寺川とこの地域の名の由来となった「真福寺」は、弘法大使が開祖の真言宗「王禅寺」の末寺とされ、廃仏毀釈が席巻する明治初年に廃寺とされたものの、その跡には、石仏群が残されている。

真福寺跡1

真福寺2 真福寺跡3



 真福寺川の水源地を辿ってみた。
 
 真福寺川は川崎市管理の河川で準用、普通で区枠され、その先の源流ともいえる水の流れは、法律上、水路とされている。

 水源地を市職員に尋ねると「特に調査はしていないが、水源といわれれば、河川(という名)の始まりがそれにあたるのではないか」ということ。

 白山北や白山西緑地、山口白山公園緑地などを抱く丘陵の麓が交じり合う「吹込交差点」の、コスモ石油と百合丘カントリー倶楽部のはざ間が丁度その辺りで、緑地の貯えた雨水などが注いでいる場所だ。

水路1 

水路2 水路の元
ここまでが水路。水路の元は、流れを遡った五差路交差点付近の「鯉寿司」脇まで続く
          

河川の始まり ここが普通河川の始まり

準用河川 ここから法的な扱いが変わり準用河川へ



 真福寺川とは白山西緑地の峰を挟んで反対側、丘陵の中腹に位地するむじなが池も水源の一つと言われているので、一粒の滴を求め池の源流を辿ると、まさしく、湧水地と思われる場所がそこにはあった。

源流



 ようやく辿り着いたと一服するために荷を降ろし辺りを見回すと、湧出口の後ろ側には近代的な汲水タンクが設置されていた。

タンク1 タンク2

 前述職員によると、「池の水を循環させるためのもの」。
 
 
  役割は計り知れないが、「なぜ、こんなにも幽邃とした中に汲水タンクが?」という疑問から、過去からの自然環境の変遷を知るため地域の調査を行う人々が今後も生まれてくるだろう。その時のためにも、自然との調和を保ちながらいつまでもそこにたたずみ続けてほしい
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