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片隅で・・・[深見神社の社号標(神奈川県大和市深見)]

  神社の格を伝えるため
     そして、凛として立つ

七五三、厄除けなど各種ご祈祷、相模国十三座の社
深見神社本殿

  
 相鉄本線大和駅から横浜駅に向かって一つ目の踏み切り越しに大和市立深見小学校側を見上げると、深見神社一番目の鳥居が目に留まる。

鳥居1 新深見鳥居2


 
 何か、異空間に吸い込まれそうな雰囲気をかもし出しているので歩を進めると、鳥居に向かってちょうど左脇にあたる境内の片隅には、その社号標が立っている。江戸時代前期の領主、坂本重治が建立したものと伝えられているが真偽は不明。

社号標


 
 深見神社は武甕槌神(たけみかずちのかみ)と建御名方神(たけみなかたのかみ)を御祭神として祀る神社で、延喜式神明帳にも名を連ねていることから、晩くとも延長5(西暦927)年には創建されていたことがうかがい知れる。
 その伝統と品格を伝えている社号標。どこか、時の移り変わりから取り残されてしまったという様相を呈してはいるが、依然として、凛として誇らしげでもある。それは、神社が、この地域を長きに渡り信仰という力で支えてきたことへの自負を示しているかのようだ。
 
   都会の喧騒から離れた片隅ではあるが、いつまでも誇り高くたたずんでもらいたい。

 
 ちなみに、元の一番目の鳥居は、社殿を挟んで反対側のこちら。

元の一番目の鳥居


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