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語られない真実・・・[鎮守の森の小さな建物(町田市本町田)]


- シャッターで閉ざされたままの小屋

   朽ち行く中に何を秘める


 鎌倉街道(府中町田線)が鶴川街道(町田調布線)へと分岐する菅原神社交差点からの展望には、鎌倉街道を挟んで二つの緑豊かな小高い丘が写し出される。

鎌倉・鶴川街道交差点
鎌倉街道・菅原神社交差点からの様子。


 府中方面に向かった木曽団地東交差点の前方両角にある丘々で、右側は球場やテニスコートなどがある日向山公園、多くの市民の交流と憩いの場になっている。

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二つの丘が見えてくる          


 左側の丘も同じような外観だが名はあまり知られていない。

木曽団地6
左側の丘の様子。緑木に覆われている


 たもとには小道があり、その先には深緑の奥へと誘い込むような階段がある。

坂道入口2 DSCF1744.jpg
木曽団地東交差点からの小道と階段入口の雰囲気


 竹林のアーケードを上りながら頂上を目指してみた。

坂野途中から
階段途中から街道を見下ろす


 頂上に近づくとプレハブ倉庫とシャッターで閉ざされた小屋、そして、右側手前には石塔が見えてくる。

坂道から神社3
頂上付近の様子


 石塔は日蓮宗の題目塔。題目塔とは、Wikipediaによると「南無妙法蓮華経」と刻まれた鎮魂を目的とした供養塔で、街道や寺院、刑場の跡に多く建てられた。
この題目塔は七面大明神を祀っているものとされる。七面天女とも呼ばれ日蓮宗系において法華経を守護する女神。七面天女は当初、日蓮宗総本山である身延山久遠寺の守護神として信仰され、日蓮宗が広まるにつれ法華経を守護する神として各地の日蓮宗寺院で祀られるようになったそう。

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「天四海皆帰妙法」という刻印もされているという


 小屋は外廊下(縁)に囲われていてお堂か神社の社殿だったと思われるが近辺に墓地や鳥居はない。

階段から神社
左側手前の祠の下には池をかたちどった跡があるが、現在は涸れている


 小屋の裏側にまわってみると、いまにも崩れ落ちそうな佇まいとなっていた。

DSCF1739.jpg
裏側の様子


 この小さな建物は、天女に鎮られながらシャッターを閉じ、何を内に秘め朽ちていくのか。木々たちだけが知っているのだろう、人生の一幕を観る想いがした。


 小屋の裏手の先には広がった空間がある。

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少し明るい兆しのある景色


 広がりには、きれいに耕された畑、そして、その奥には照明設備のあるグランドがあった。

DSCF1740.jpg
整然とされた畑とグランドの様子


 グランドは町田市の本町田後田(うしろだ)グランド[面積約6200平方メートル]。少年野球やソフトボール、サッカー、ラクロス、グランドゴルフ、ゲートボールなどが行なわれている。

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駐車場やクラブハウスも隣接している。脇には小さなグランドがある。
詳細は、町田市公園緑地課(TEL.042-724-4399)までお気軽に

 
 朽ち行く小さな建物の背後では、人々は、スポーツを愉しみながら人生を謳歌している。ここでも、人生の一幕を観る気分となった・・・。










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