光と影の中・・・[深見城跡と天竺坂(大和市下鶴間)]
- 2019/01/05
- 11:21
ー PDCAサイクルは重要な考え方だが
振り返ってはいけない時もある
東京方面から国道246号を下り静岡方面へと向かう途中、神奈川県内の大和橋交差点を超えたすぐ左手では、鬱蒼とした木々が生い茂る小高い山が忙しく袖をすり合わせる私たちの動向を見守っている。ここにはかつて、深見城と呼ばれた城が築かれていた。

国道246号大和橋交差点。常に車が行き交う

大和橋交差点脇、静岡方面から見た
深見城址公園入口の様子

看板には「右折」とあるが、車では、
東京方面からの左折入場しかできない
大和市教育委員会によると、この城は、「境川に面した台地の上に築かれていた。北側から東側は切り立った急崖となっており、境川との高低差は15メートル、まさに、天然の要害となっていた。西側には『大規模な堀割』、そして南側には、屈折を多用した二重の堀と土塁構造が連携した東西2つの虎口(出入り口)などを構築し、要害たる地形を築き上げていた。発掘調査の結果から、この城は14世紀末頃から16世紀末頃までの間に利用されていたことが分かった。一方、現存する城跡の構造をみると、軍学による構造に整合することから16世紀戦国時代のものという見解もある」、とのこと。

敷地内に掲げられた案内板
今回は、その『大規模な掘割』を訪ねてみた。

246号から城址公園へと向かう道の途中には、
大和市の北部浄水センターがある
『掘割』は、山側の城砦を守るためのもので空堀となっていたという。

空堀の名残の様子
「天竺坂」と名付けられている。

坂の名前と縁起を記した石柱。
木漏れ日の中に佇む

光のカーテンウォールに守られる坂の名標
取材を終え帰路につく途中、一人の男性と出会った。お互いが気にすることもなくすれ違ったのだが、もう一度、浄水センターから城址公園の景色を撮ろうと振り返りシャッターを押したところ奇妙な影がレンズに映っていた。

一人だったはずの男性の影が二つになっている様子
人生は後悔に満ちている。しかし、振り返ってしまうと、時折、見なくても良いものを見てしまう。
前だけをしっかりと見つめ歩んでいこう、と考える日々である。

右側の影がこちらを見ているかのよう
振り返ってはいけない時もある
東京方面から国道246号を下り静岡方面へと向かう途中、神奈川県内の大和橋交差点を超えたすぐ左手では、鬱蒼とした木々が生い茂る小高い山が忙しく袖をすり合わせる私たちの動向を見守っている。ここにはかつて、深見城と呼ばれた城が築かれていた。

国道246号大和橋交差点。常に車が行き交う

大和橋交差点脇、静岡方面から見た
深見城址公園入口の様子

看板には「右折」とあるが、車では、
東京方面からの左折入場しかできない
大和市教育委員会によると、この城は、「境川に面した台地の上に築かれていた。北側から東側は切り立った急崖となっており、境川との高低差は15メートル、まさに、天然の要害となっていた。西側には『大規模な堀割』、そして南側には、屈折を多用した二重の堀と土塁構造が連携した東西2つの虎口(出入り口)などを構築し、要害たる地形を築き上げていた。発掘調査の結果から、この城は14世紀末頃から16世紀末頃までの間に利用されていたことが分かった。一方、現存する城跡の構造をみると、軍学による構造に整合することから16世紀戦国時代のものという見解もある」、とのこと。

敷地内に掲げられた案内板
今回は、その『大規模な掘割』を訪ねてみた。

246号から城址公園へと向かう道の途中には、
大和市の北部浄水センターがある
『掘割』は、山側の城砦を守るためのもので空堀となっていたという。

空堀の名残の様子
「天竺坂」と名付けられている。

坂の名前と縁起を記した石柱。
木漏れ日の中に佇む

光のカーテンウォールに守られる坂の名標
取材を終え帰路につく途中、一人の男性と出会った。お互いが気にすることもなくすれ違ったのだが、もう一度、浄水センターから城址公園の景色を撮ろうと振り返りシャッターを押したところ奇妙な影がレンズに映っていた。

一人だったはずの男性の影が二つになっている様子
人生は後悔に満ちている。しかし、振り返ってしまうと、時折、見なくても良いものを見てしまう。
前だけをしっかりと見つめ歩んでいこう、と考える日々である。

右側の影がこちらを見ているかのよう
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