気候変動への責任
人類へ重くのしかかる
かつて、江戸と甲府を結ぶ甲州街道の裏道として往来を支えた青梅街道。当時の宿場町の一つである青梅市の二俣尾地区には石神神社が建立されている。ウィキペディアによると、祭神は盤長姫命(いわながひめのみこと)で、神体は丸石とされる。ここでは、10月の第2日曜に例祭として二俣尾獅子舞が行なわれるそう。
「石神さん」を訪ねてみた。

JR青梅線の石神前駅を降りると、どこか、懐かしい風景と香りが漂っていた。山々のいぶきを感じながら神社へと向かうと、平和の像が私たちを招き入れている。
石神前駅の駅舎

神社へと招く平和の像
ほんの少しだけ歩を進めると、一件目の民家があり、その脇を通り抜けると「石神さん」が鎮座していた。
駅左側。途中には平和の像がある

一件目の民家
この路地を通り抜けると石神神社がある
そこでは、金色に染まった銀杏が待ち受けてくれた。

銀杏は青梅市の天然記念物、樹齢は不明。あまり類を見ないが、根幹から水が湧き出していた。

銀杏の木の根幹から水が湧き出でる様子

二股に分かれた銀杏の袂には、南天の木が寄生している
草木は、二酸化炭素を吸収し酸素を放出する。酸素は、私たち生命体にとって絶対的なもの、水もまたしかりだ。気候変動は、これら大切で、命の根源ともいえる二つの要素を傷つけてきた人類への報いなのか。
南天(難転=難を転じて福となす)の木が訓えてくれたものは、二つの要素の大切さと、過ちを犯してしまった人類だけが、解決への糸口を見いだせる、ということだろうか・・・。
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